家庭内で起こりやすい事故


 

<誤飲と誤嚥>

 

誤飲:

誤って食物でないものを飲み込んでしまうこと

誤嚥:

飲み込んだものが気管に入ってしまうこと

命にかかわることもあります。

 

こどもの手の届くとこに

危険なものは置かないようにしましょう!

※特にボタン電池は要注意です。

    

飲み込んだ疑いがあれば、以後経口摂取せず受診してください。

 

・硬貨

胃の中に落ちていれば多くは自然に排泄されます。

食道にととどまる場合はX線透視を見ながら除去します。

 

・アクセサリー

ピアスや指輪などです。

多くは小さく、鋭いものは少ないので、胃の中にあれば

待機で自然排出されます。

 

・ボタン電池

食道内や胃内で腸粘膜障害をきたすゆえ早期の摘出が必要となります。

特にリチウム電池は障害が短時間に出ます。但し、使用済みの完全に放電したものは毒性はありません。

 

・貼付用磁気治療器(ピップエレキバン™)

ボタン電池と同様です。

 

・乾電池

胃内に長くとどまると内容が漏出し胃壁が損傷されます。

 

・安全ピンやガラスの破片などの鋭いもの

消化管にとどまり傷つける可能性あり。

早期の診断と摘出が必要とされます。

 

・おもちゃ、おもちゃの部品

プラスチックでも鋭利なものは口腔内、咽頭を傷つけることがあります。

鉛を含む塗料で色付けされたものは注意が必要です。

 

 

<食べ物による呼吸障害・窒息>

 

・餅・飴玉・豆類・こんにゃく菓子

特にピーナッツでは吸入後、無症状の時期があってその後頻回のせき込みや肺炎症状で受診することがあります。

診断が難しく治療も難渋することが多いようです。

原則は「ピーナッツは子供に与えてはいけません」

 

・たばこ

症状(顔面蒼白、縮瞳 意識障害 等)がなければ胃洗浄行わず2時間経過観察が推奨されています。(症状の発現は30分以内)

指を口に入れて嘔吐さる行為は、誤嚥の危険もあり勧められません。

 

 

<外傷>

日常よくおこる例について簡単に述べます。

 

・屋内

ドアに指を挟む

腫れが強い場合骨折が疑われます。

 

おもちゃや包丁で指を切る

出血部位を圧迫して受診します。

 

室内で転んで顔をぶつける

口腔内、口唇の出血の多くは止血されますが、深い場合は縫合が必要です。

 

熱いお茶や、みそ汁をこぼす。アイロンに手を触れる。

とにかく冷やすこと。塗り薬は勧められません。

 

 

・屋外

車のドアに指を挟む

室内のドアと同様です。

 

自転車で転倒、ハンドルでおなかを打撲

時間差で症状が出ることがあります。膵臓、十二指腸などが損傷されやすい部位です。

 

学校でおなかを蹴られた

痛みが強い、吐くなど症状あれば受診

 

自転車の後部座席に乗っていて後輪にかかと付近を巻き込まれるなど

スポーツ外傷

適切な処置をしないと傷の治癒に時間がかかります。

  

 

頭を打った可能性のある例では、脳神経外科の受診が原則です。